月別アーカイブ: 2020年7月

Excelでも差込文書が使いたい!

 職場で相談されたことがあります。
 「やぎさん、Excelで作った名簿のデータをこのエクセルシートに一つのデータずつ転記していって、その度に印刷したいんだよね。ーそうWordの差込文書のように。できるかな?」
 Answer「エクセルでは差込文書機能はありません!」
 〜Fin〜

 できない訳ではないんです。面倒でたまに間違うだけで。

Excelだって差込文書機能が欲しいですよね

 WordだったらExcelの別表のデータを任意の場所に差込でそれぞれ印刷する差込文書が利用できますけど、Excelってそういう機能ありませんよね。
 表計算ソフトだというのにその汎用性の高さゆえに文書作成ソフトWordさんと同じような機能を求められ、差込文書の導入を迫られるExcelさんお気の毒です。。。。まぁ、私も差込文書機能をExcelにもつけていただきたいなとは思っているのですが。

ないものは作るしかない

 ないものは作るしかありません。似たような機能ならそんなに作るのは難しくないです。下記の手順で作っていきましょう。

①データを揃えましょう

 差込文書もどきを作るためにVLOOKUP関数を利用します。
 まずは、参照するデータシートの各データに1から始まって、1つずつ番号が増えていくような通し番号(重複があると混乱する。)を割り当てましょう。


②VLOOKUP関数で検索する数字を入力するセルを用意

 VLOOKUP関数にはデータを探すために必要な値が必要です。
 ①で作成した通し番号を選択するための数字を入力するセルを1つ用意しましょう。

③VLOOKUP関数を使います

 次にVLOOKUP関数を使います。
 ②で作成したセルを検索する値としてVLOOKUP関数を利用し、必要なデータを差込でいきましょう。文書の中にデータをいれたいときは「=”文書” & VLOOKUP() & ”文書”」という形ですね。

 ここまでで最低限のことは終了です。お疲れ様でした。
 利用方法としては
(1) 必要なデータの番号を②のセルに入力
(2) 印刷する
(3) ②のセルを次に必要なデータの番号に変更
(4) 以下(2)-(3)の繰り返し

 「ちょっとまって、私のデータは大量なのでそんな悠長な作業はできません!」という方は④を参考にしてください。マクロを導入しましょう。

④マクロを利用するから環境の設定をしてください

 ここから先はマクロの機能を利用します。人によってはExcelの設定でマクロをいじることができないかもしれません。オプションから「リボンとツールバー」の箇所で開発にチェックを入れましょう。

⑤マクロを作る

 さて、ここからはマクロを作ります。
 言い訳ですが、私の現在の環境はmacなのでExcelのマクロをいじくるにはめんどくさいです。詳細は省きます。ポイントをいいますと。
・マクロの記録を利用して、印刷の操作をマクロで保存する。
・Alt+F11で記録したマクロを確認する。
・FOR文を利用して印刷する度に②のセルを+1して、さらに印刷する。すべてのデータを印刷し終えるまで繰り返す。というマクロを作る。
・必要であればマクロのボタンを作成する。

⑥わからなければ勉強しよう

 自分でいいながら心が痛い言葉ですけど、下記の本がExcelのマクロを勉強するのにおすすめです。全部読まなくとも(全部よんでも網羅的に解説されている訳ではない。)必要な箇所だけ目を通すだけですごくためになると思います。

終わりに

 最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
 VBAの解説をまじめに書こうとすると、スクリーンショットを多様したりしないといけないので骨が折れるのでテキストだけで紹介させてもらいました。
 なにかリクエストがあったら情報を補強したいと思います。

歳をとって興味関心が狭まったは運動で治る!?ケリー・マクゴニガル著 スタンフォード式人生を変える運動の科学を読みました!

 おいおい「人生を変える」なんて、やぎさんはやべえ本読んでるなってひかないでください!洋書の和訳本のタイトルってすごく、だっさくなるのが普通なんです。この本も原作のタイトルは”THE JOY OF MOVEMENT”、直訳すると、「動く喜び」ってことで至って正常なタイトルなんです。分かってください!!

ケリー・マクゴニガルさんの待望の新書!

 処女作?「スタンフォードの自分を変える教室」(今思えばすごいタイトルだけど、原作のタイトルはThe Willpower Instinctで意志力みたいな意味かな?)は意志力を強くするための科学的なこつ、次の「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」ではストレスの知られざる効力。3作目は「スタンフォードの心理学講義人生がうまくいくシンプルなルール」(正直この本はいまいち印象に残ってない。)で、まってました新作「スタンフォード式人生を変える運動の科学」が出てきました。
 これまでにも運動の良い効果については著者によって紹介されてきましたけど、今回はその運動について幅広い観点から解説されている本です。

運動しないと生きがいがなくなっていく!?

 この本で一番興味深かったことがあります。それは「成人の場合は10年ごとに、報酬系のドーパミン受容体が13パーセントも減少する。そのため人は加齢により日常の喜びを感じにくくなる。」ということです。
 実際に私も歳をとるにつれて、好きだったこともいまいちどうでもいいや、みたいなことが増えてきてたので、この部分にはどきっとさせられました。なるほど、この感覚は脳のドーパミン受容体の減少によって生じるものだったのですね。ははーん。僕の物事に対する興味関心の薄れはドーパミン受容体の減少によるものだな。なっとく納得!
 いや、でもまってください。このまま興味関心が減少すると、ただの生きる屍(しかばね)になってしまう!!箸が転がるだけで笑いこける幸せな人間に戻りたいものですね。

興味関心は運動で取り戻せ!

 著者は私の悩みに対する対策も紹介しています。
 定期的な運動をした場合、脳の報酬系の活動が促進するとのこと。さらに、ドーパミンの血中濃度と受容体の利用率が上がり、脳の報酬系が食や美や人とのつながりなどに対して敏感に反応するようになるのだそうです。
 そして、実際の例として活動的な高齢者たちの脳の報酬系は、何十歳も若い人たちの報酬系とほとんど変わらなくなるそうです。
 

その他にも興味深い内容

 太古の人間の営みと運動の関係、最近ちまたで噂のデフォルトモードネットワークのデメリットを紹介し、瞑想とグリーンエクササイズの効果について言及する。運動中毒と薬物中毒の違い(全然違うけど意外に同じように感じられる!)、運動と社会性、他人と動きを合わせて運動することの効果、音楽と運動パフォーマンス、興味深い内容の話がたくさんつまってました。

この本を読んでジョギングをはじめました!

 はい。私は何事にも影響されやすいので、さっそく本を読み終えた翌日から時間があるときに軽いジョギングをするようになりました。
 べつに人生が変わったような感覚はありませんが、一日すこし気分が良くなる感覚があります。これが、運動による報酬系の活性化効果なのかって想像するとちょっとこそばゆくて、時間を見つけることができるかぎり運動の習慣は続けてみようかなと思いました。
 みなさんも一緒に運動しませんか?

映画「天使のくれた時間」を鑑賞しました。本当に大切なことってなんでしょうね

 あるYoutuberが人生が変わるって紹介していた映画「天使のくれた時間」を鑑賞しました。さすがに人生は変わりませんでしたが面白い映画でしたので紹介します。

あらすじ

 主人公は大企業の社長をしている独身中年。住まいは都心にあり、高級車を乗り回しとにかく何でもリッチ!バリバリのビジネスマンで、自分は何でも持っていると発言するほどの自信家。
 そんな彼には学生のとき付き合っていた女性と別れる経験をしている。将来の成功のための海外への旅立ち。これを機に彼女とは別れてしまう。

 主人公がある日、目が覚めると別れたときに海外に行かなかった「もしも」の世界に移動してしまった。「もしも」の彼は例の彼女と結婚をしており、子供もいる。そして、ちょっぴり貧乏。これから、どうなるの!!!???
 っていうお話。

やっぱり人とのつながりが大切なのかな

 書籍やネットでは結局人間にとって一番毒なのは孤独であり、一番の幸せの要因は家族や友達などのコミュニティーにしっかり属している人ですよっていう話を聞く。
 主人公は「もしも」の世界に移動したことにより、都心の住まいや高級車、もちろんお金もすべて失ってしまう。
 最初はお金や富を失ったことを悲しんでいた主人公が「もしも」の世界に来たことによって、また違った価値観を持ち始める過程や瞬間?見ている人がそれに気づく感覚がなんとも言えない感動を誘うものだった。
 私も映画を観ながらいつのまにか価値観が変わっていて、それも面白く感じた。

 家族・友達・仲間が一番大切。陳腐な言葉なような気がしますけど、改めて大切なのかなって思える映画でした。

 有名な映画ですので、私が感想を書くまでもないでしょうが、まだ見ていない方はぜひとも観てみてください。

勝間和代「2週間で人生を取り戻す汚部屋脱出プログラム」を読みました

 また勝間さんの本を読みました。片付けは生きていくうえでの大きなテーマの一つですよね。

 この本を読んで一番感心したのが、勝間和代さんの言うものぐさコストです。

 ものぐさコストとは、これがあればいつでも○○できる。これなら楽に○○できるという保険や安心のために、実際には使わずガラクタになってしまうアイテムを購入してしまうこと。

 すごく共感します。

 ほかにもコストはいくつか紹介されるのですが、このコストのせいで部屋が散らからないようにするために、ものの見極め方やものの捨て方、残し方について解説されています。
 あたりまえのような内容もありますが、本で読むことによって再確認できることもあってためになりました。

 勝間さんらしいクールで実践に移しやすいノウハウがたくさん紹介されています。おすすめです。