月別アーカイブ: 2021年5月

私が感動した本ベスト3

本記事は私がこれまで読んだ本の中で感動したり、影響を受けた本を紹介します。
これから思い出したり、新しく本を読んだりして気持ちが変わったら更新していこうかと思っています。

1位 ただ坐る

 私が大学生のときに出会った本の1つです。文量が少なく、読みやすい本なのでもしかしたら私の本棚の本の中でも一番読み返している本かもしれません。

 この本のテーマである坐禅は、今の言葉で言うマインドフルネスです。
 いまでこそマインドフルネスの有用性がうたわれていますが、本書が世に出た2012年はそのような言葉はまだ日本に認知されていなかったような覚えがあります。

 著者はドイツ生まれの方で日本の安泰寺で住職をされている方です。

 この本は、著者が禅を実践されていて得られた教えや考えを読者に伝えるような形となっています。

 なんと著者は冒頭でこの本のテーマである坐禅について「何にもならない」と言い切ります。また、何にもならないからこそ坐禅はいいのです、と紹介します。

 続けて「何にもならない」一生を「ただ生きる」ことが重要なのだといいます。

 なんとなく分かるような分からないような(笑)

 本書は坐禅の具体的なやり方、著者の経験、著者が得た教え、考えられたことを交えながら「何にもならない一生をただ生きる」ことの重要性を教えてくれます。

 禅について興味を持たせてくれる本です。 

2位 ホモサピエンス全史

 人類の誕生から、人類に多大な影響を与えた発明や科学的な発見などの歴史的なイベントを時系列に沿って解説してくれる本です。後半には人の幸福についても言及します。

 これが歴史の教科書だったら大学受験は楽しかったのにと思いました。もっと早く出会いたい本でした。

 歴史についてはもちろん、新しいものの見方を教えてくれる楽しい本でした。

 文量が多くて歯ごたえのある本ですが、扱う話題がどれも興味深くどんどん読み進めてしまうような本です。著者のユーモアも感じます。

 この著者の別の本であるホモ・デウスもおすすめです。

第3位 嫌われる勇気

 この本はアドラー心理学をベースに悩める青年とアドラー心理学に精通した博士?が対話を重ねながらアドラー心理学の考え方について学ぶ本です。

 原因論ではなく目的論で考えること。これまでの過去は関係ないということ。すべての悩みは人間関係に由来するなどといった考え方を学びます。

 おそらく多くの人(少なくとも私はそうでした。)にとって本書で紹介されるアドラー心理学の考え方は目からウロコなものばかりだと思います。それでありながら、納得させられて前向きにな気持ちになれる本です。

 私は20を超えて読みましたが、高校生になる前に読みたかったと思いました。

南島原市ボードゲーム同好会活動記録および予定

南島原市ボードゲーム交流会のこれまでの活動をご紹介します。

日時場所内容参加人数
7月(予定)有家コレジヨホール第4回交流会未定
2021/6/5 19:00-21:00有家コレジヨホール第3回交流会
・犯人は踊る
・カルカソンヌ
・コヨーテ
・ワードウルフ
4名
2021/5/8 19:00-21:00有家コレジヨホール第2回交流会
タギロン
カタン
ボブジテン
JUST ONE
4名
2021/4/24 20:00-21:00有家コレジヨホール第1回交流会
カタン
タギロン
4名

書籍 自制心写真

こどもは勉強よりも生活習慣しっかりしていないとダメ?「自制心」杉野伸治 著

 この本を読んだきっかけは、著者である杉野伸治さんの講演を聞いた知人が、講演が良かったから本もきっとためになるはずとおすすめしてきたためです。

ざっくり読み終えて

 本書は子育てをしている親をターゲットに書かれています。

 子供の自制心を育てることの大切さと、そのための生活習慣トレーニングの効果、方法。そして、そのときに注意するべきことを分かりやすく、そして具体的に説明されています。

 内容も当たり前のようで言われてみるとハッとするような内容が多く、子育てをしている親にはもちろんそうでない人に対しても興味深い内容の多い本でした。

 私も講演に参加してみたいと思いました。。。

 次に、本書を読んで特に印象を受けた内容をご紹介させてください。

こどもの生活習慣の改善よりも、まずはコミュニケーション

 筆者は、生活習慣トレーニングをすることの大切さを何度も述べますが、それと同じように家族間のコミュニケーションの大切さについても何度も訴えます。

 そして、家族間のコミュニケーションがあって初めて子供の生活習慣トレーニングができると言います。

 本書では家族観のコミュニケーションができているかのテストが紹介されていました。

 どのようなテストかといいますと、「お子さんの好きな食べ物は?」、「お子さんの最近は待っていることは?」などといった簡単な家族についての問いです。

 私も軽く家族について考えてみましたが、なんとなく答えは思い浮かぶものの、ちょっと自信がないものが多かったです。これに気づきを得ると同時に恥ずかしさを感じました。

 いつも一緒に住んでいる家族なのに、相手のことをしっかり知ろう、理解しようとする気持ちでコミュニケーションができていなかったんだなと反省しました。

 同時に、これがしっかりできると家族との時間をもっと大切にできそうにも思えました。

 皆様もこの本を手にとられるときは、このテストを試してみてください。

最後に

 本書では他にも、学業成績に負けないくらい大切な非認知的スキルの大切さについてや、子育てにおける心理学的なお話し、運動の大切さ、生活習慣を身に着けさせる方法論など子育てについてはもちろん、大人自身にとっても有益な情報がたくさん紹介されていました。また、子育ては子供の成長だけではなく、親も同時に成長しなくてはいけないといった考え方も勉強になりました。

 なによりも、本書は分かりやすい言葉と具体的な内容なので今すぐにでも実践できそうな内容ばかり!

 もしよろしければお手にとってご一読してみてください。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。