本記事は私がこれまで読んだ本の中で感動したり、影響を受けた本を紹介します。
これから思い出したり、新しく本を読んだりして気持ちが変わったら更新していこうかと思っています。
1位 ただ坐る
私が大学生のときに出会った本の1つです。文量が少なく、読みやすい本なのでもしかしたら私の本棚の本の中でも一番読み返している本かもしれません。
この本のテーマである坐禅は、今の言葉で言うマインドフルネスです。
いまでこそマインドフルネスの有用性がうたわれていますが、本書が世に出た2012年はそのような言葉はまだ日本に認知されていなかったような覚えがあります。
著者はドイツ生まれの方で日本の安泰寺で住職をされている方です。
この本は、著者が禅を実践されていて得られた教えや考えを読者に伝えるような形となっています。
なんと著者は冒頭でこの本のテーマである坐禅について「何にもならない」と言い切ります。また、何にもならないからこそ坐禅はいいのです、と紹介します。
続けて「何にもならない」一生を「ただ生きる」ことが重要なのだといいます。
なんとなく分かるような分からないような(笑)
本書は坐禅の具体的なやり方、著者の経験、著者が得た教え、考えられたことを交えながら「何にもならない一生をただ生きる」ことの重要性を教えてくれます。
禅について興味を持たせてくれる本です。
2位 ホモサピエンス全史
人類の誕生から、人類に多大な影響を与えた発明や科学的な発見などの歴史的なイベントを時系列に沿って解説してくれる本です。後半には人の幸福についても言及します。
これが歴史の教科書だったら大学受験は楽しかったのにと思いました。もっと早く出会いたい本でした。
歴史についてはもちろん、新しいものの見方を教えてくれる楽しい本でした。
文量が多くて歯ごたえのある本ですが、扱う話題がどれも興味深くどんどん読み進めてしまうような本です。著者のユーモアも感じます。
この著者の別の本であるホモ・デウスもおすすめです。
第3位 嫌われる勇気
この本はアドラー心理学をベースに悩める青年とアドラー心理学に精通した博士?が対話を重ねながらアドラー心理学の考え方について学ぶ本です。
原因論ではなく目的論で考えること。これまでの過去は関係ないということ。すべての悩みは人間関係に由来するなどといった考え方を学びます。
おそらく多くの人(少なくとも私はそうでした。)にとって本書で紹介されるアドラー心理学の考え方は目からウロコなものばかりだと思います。それでありながら、納得させられて前向きにな気持ちになれる本です。
私は20を超えて読みましたが、高校生になる前に読みたかったと思いました。